第１０代会長　堂岡　博和

第１０代目の会長を務めさせて頂くことになりました堂岡博和です。

昨年からの新型コロナウィルスの蔓延により、防衛大学校の各種行事の中止や縮小を余儀なくされ、当父兄会も２年続けて総会の開催中止に追い込まれますとともに、父兄会本来の楽しみである御父兄同士の交流の機会が失われてしまいました。

そのコロナも、最近ようやく陰りが見え始め、親族及び人数制限はありましたが、「開校祭」も大学内で見ることが出来るなど、少しずつではありますが通常を取り戻しつつあります。その気運の高まりを受け、父兄会活動も通常に戻していきたいと思っています。

私事にはなりますが、自衛隊の各学校は、その行事において親を熱くさせる何かがあります。一つは、国を守るとの崇高な使命感に燃え、日々努力している我が子の成長を見る喜び、もう一つは、全寮制の中、日々の苦労に体調を崩していないか心配する親心からなど、人それぞれ十人十色の理由があると思います。我が子は、陸上自衛隊高等工科学校で３年、防衛大学校では今年で４年目となり、自衛隊での学校生活は約７年間になります。親として、できる限り学校行事には参加してきましたが、各行事は学年ごとに違いがあり、初めてのことばかりでした。そこで、頼りにし助けていただいたのが、それぞれの父兄会役員や先輩会員の方々であり、本当に感謝しております。

そのような思いもあり、今まさに不安な思いをされている御父兄の方々に、これまで自分の受けたご恩を返していければ、また、それが今後も繫がっていけばと思い会長を引き受けました。

父兄会活動は、防衛大学校に子供を預ける御父兄同士で、喜びや不安な思いを話せる集まりとして意義があります。その集まりが制約されている現在は我慢の時ですが、最近の感染者数の推移を見ると、ワクチン接種の効果が現れてきているようであり、近いうちに、懇親会等各種会合の通常開催が可能になっていくとものと願っております。

とはいえ、新たな変異株との不安材料もあり、それまではLine等を中心とした活動となりますが、新役員一同、父兄会として皆様の大事なお子さんのため、感染防止策を徹底しながら、各種活動を展開していく所存です。

今後とも皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

埼玉県防衛大学校父兄会会長