6代会長 望月 愼介

6代会長 望月 愼介 

 

こんにちは。

埼玉県防衛大学校父兄会6代目の会長を務めます望月慎介と申します。

 

息子が防衛大学校にお世話になるまでは自衛隊とは全く関係のない一般サラリーマンでした。

日本が置かれた政治情勢を自分なりに分析し、そして息子の性格を考えて『うち息子には防大が向いているのでは?』親父の希望、エゴで気乗りのしない息子に防大半ば強制的に受験をさせました。結果は、希望の大学に全くご縁がなく、防大だけに運良く合格を頂きました。今思えば、18歳の子供に僅かな時間で自分の運命を大きく左右する一般大学ではない特殊な大学に進学するという大きな決断をさせた事は、本当に酷な事だったと思います。

 

入学後は、1年、2年と長期の休みには確り実家に帰って来ましたが、防大で何をやっているか、どんな思いで過ごしているか中々本音を語りませんでした。特に1年生の時などは多くの辛い体験もしてるはずだったのでかなり不安でした。

 

3年を終えた春休みに、本当にこの世界でやっていける自信もついて来たのか、着校した夜の夜事を初めて語ってくれました。『ここに来たことが夢であって欲しい。このまま夜が空けないで欲しい、本当に恐ろしい所に来てしまった』と思って眠れなかったそうです。しかし、翌朝ラッパの音で起こされた時は、色々考える余裕もなく『ここで生き残る為に自分が変わらなければならない』と無理やり腹を括ったそうです。そして、初めて私に『俺は吸い寄せられるように防大に入った事は不思議ご縁だと思っているけど、本当にいい大学にお世話になっていると思っているよ』『確り任官するから安心してくれ』と言ってくれました。まだ、卒業まで1年ありますが、少しホッとしています。

 

子供達も大変ですが、親達もいつもハラハラドキドキです。子供でも防大生が本当に何をやっているか、何を学んでいるか素人には中々分からない学校です。ただ、たまに帰って来る子供の顔つき、体つき、言動で本当に凄い事をやっているのだろうなと推測し、時々返信が来るLINEで一喜一憂出来る大学です。

 

特殊な環境にお世話になっている防大生の親御さんは、少なからず同じような気持になっていると思います。

埼玉県防衛大学校父兄会は、こんな日本一厳し大学と言われている防大で学ぶ子供を心より応援するお父さん、お母さんの会です。先輩達が色々な経験談を教えて下さり、分かり難い情報も共有出来ます。

そして、将来子供達が幹部として働く『自衛隊』の素晴らしさも学ぶ事が出来る会でもあります。

 

大学生になっても父兄会と思う方もいらしゃるかも知れませんが、この会に助けられた事も多く、そして親同士で多くの新しい友を得ること出来ました。10年前にこの会を立ち上げて頂いた先輩に感謝しております。

 

埼玉県にお住まいの防衛大学校のお父さん、お母さん是非ご一緒に防大生を応援しましょう!!

県外の方も大歓迎です。

 

埼玉県防衛大学校父兄会会長