初代会長　塩野谷　護

　防衛大学校は、我が国の平和と安全を守る自衛隊の幹部自衛官となるべき者を教育訓練する学校であります。埼玉県はこれまで多数の防衛大学校の学生を排出し、我が国の安全保障に多大な貢献をしてきましたが、本埼玉県には郷里出身の防衛大学校の学生を激励・支援し、優れた後進を排出するために活動する組織がありませんでした。

　そこで平成１９年１１月、発起人代表、元全国自衛隊父兄会埼玉県支部連合会会長関根肇氏、同会杉戸支部会長塩野谷護を準備委委員長とし、自衛隊埼玉地方協力本部の全面的なご支援を頂き、埼玉県在住の８０余名の方々の賛同を得て、平成２０年３月２０日さいたま市のラフォーレ清水園に於いて発会式を行いました。そして同年５月１７日に陸上自衛隊大宮駐屯地研修棟に於いて第１回目の総会を開き、埼玉県防衛大学校父兄会の規約・活動方針等の承認を頂き、正式に前に進むことが出来ました。

　現役の防大生の御父兄、防大卒業生の御父兄とその関係者が一つになり、混迷する内外の国際情勢の変化に柔軟に、又は毅然として対応し国家のお役に立てる立派な幹部自衛官となるように、私達父兄とその関係者一同が側面から大いに支援していきたいと思い出発しました。

　本会は、自衛隊埼玉地方協力本部の協力十団体の一員となり、各協力団体との交流を通して、埼玉県防衛大学校父兄会の認識を広めるよう努めました。

　自衛隊埼玉地方協力本部に対しては、下記行事への参加・協力を行いました。

1.　埼玉地方協力本部の出陣式への参加

2　.一都十県募集連絡調整会議への参加

3.　入隊・入校予定者激励会及び音楽祭への参加

4.　防大最終合格者に対する説明会への協力.

　防衛大学校関係については、下記の行事及び活動への参加・協力を行いました。

1.    一学年の遠泳訓練応援と防大研修

2.    防大開校祭の研修

3.    四学年卒業予定者への記念品贈呈

4.    卒業生激励としての各部隊への研修

　父兄会の規約も、各年度の役員で構成する役員会で検討を重ね、又刷新等も重ね規約の改正点も総会での承認事項として総会出席者の会員の方々に示し、より良い埼玉県防衛大学校父兄会としての活動を益々充実させ、会長は現役学生の父兄からとの原則を見失わないように後に続くことを信じて、役員各位の努力を求めて止まないものであります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

親のため惜しむ命を国のため　捨つべきときに捨つべかりけり